2016年10月06日

「灰と共に体」を読んで 感想

(ツイッターに載せようと思ったんだけど、長くなりすぎたのでこちらへ^^; りさのツイッターは@lisahamster https://twitter.com/lisahamster

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詩人・いずるさんの新しい詩集読みました。

まずもって改めていずるさんって詩の職人だよなぁって思います。
行数や言葉選びの配置で、詩全体の響きが、
たぶん外人でも聴いているだけで心地よいんじゃないかって
そういう構成の徹底性を裏切らないからすかっとする。

だって、それってデザイン的ってだけじゃなくて、
実際言葉がするするっと素直に心から来ているんだな
と言うエビデンスとしてそうだと思うから。
すごい信頼できる、詩!

で、今回詩のスタイルが、2つ感じられて

一つは、
エデンから二人が追放された真相・・・!
黒ビールからなる生命の祝福・・・!
って私個人的には大好きっな方だけど、
ノーマルな会話や文章のロジックをばらんばらんにしちゃうんだけど
ふざけすぎに楽しいイメージや言葉の音・漢字(造語最高!)
が、自分が今まで言語化できなかったレベルでふっと腑に落ちちゃう。
そんな魔法できるストーリーテラー滅多にいませんよ。

もう一つは、

逆にノーマルなつぶやきのような詩で、
だからこそ直接的に痛くて、そこを覗き込む勇気がなく;;
どっちかというとちょっと苦手笑 なんだけど、
タイトル出しちゃえばとくに「涙と汗」が感動。
だって散文でさえないんだもん、ただの段落みたいな
普通な文章として詩の構成裏切ってる意外性
でもやっぱりするするに素直な言葉で
アブストラクトになりがちな詩だけど、普通をたんたんと貫くし、
一層クライマックスのさりげないひねりに感動しちゃった;;

全体として郷愁というかな、でも懐かしく心地よいものでなくて、
頼りなくつかみどころのない記憶や出来事が(「後姿」の詩が切ない・・・)
泡とか灰とか花びらのイメージでぽろぽろ繰り返し描写されているようで
大丈夫かな〜?と不安になるんだけど←余計なお世話w

そうやっていずるさんの詩集って一つのアルバムのように
モチーフが一貫して登場するとこが魅力的だし、
灰がちらほら降りながら
シニカルだったり遊ぶ余裕を見せるものがあるから
そのメリハリが読み応えあるのです!
英訳もダダもあるしね!笑 「星空製造機」、もう欲求に訴えるレベルで好き(ダダ欲笑)

そう考えると「灰と共に体」って
不確かなものと確かに存在するものと(詩人の存在の葛藤の詩もいくつも掲載されてるし)
ひたむきに確認していく作業みたいな詩集だなと感じました。

ということでおすすめですよー!^^

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りさ






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posted by 徒然 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記