あまりものを読む人間ではないのですが、電子書籍のキンドルだととても安価にクラシックの本を買えるので何気に読みだしたのがジェーン・エア。
ジェーンの人柄にはひどく感動しました。
私は「愛」にとても影響されてきた人間です。ビートルズが大好きで「愛こそはすべて!」というのは本当に信じていたし、最初のうつ転が男の子に「愛している」と言われたことによって一日で躁に転じた経験もあって、そのころは躁もうつも知らないので「あ、私は愛に救われた!本当に愛こそはすべてなんだ!」と心に刻まれたからです。
ずいぶん極端な愛情観を持たれていると思われてもおかしくないし、私も冷静になって正さないといけないと思っています。ビートルズの歌は形にならないとただの歌だし、その男の子の言葉も覚めてしまえば形にならない過去だし。
でも同病者との仲間愛はとても地に足がついた、手にとれる、私を心から救い、救い続けるものです。
ジェーン・エアに戻りますが、彼女は18歳ながら大きく二度自分を支える価値観を真っ向から問われ、辛くても自分を裏切らない選択を二度ともしています。
簡単に言えば、男性への愛か、自分の信仰か、ということなのですが、私はわりと強い愛情観があるのもあってジェーンに愛を選んでほしいけど、ネタバレしちゃうから結局二回どちらを選んだか言えないけど、いずれにしても自分のことも裏切らない選択をして、とっても究極で迫った形で問われてもすぐにその選択を決死て、愛を選ぶかどうかよりその姿勢の方がよっぽどかっこいいし大事だなと気づかされたからです。
私はどこかで、人を愛せば愛され返せ、それで自分は報われるとな無償な愛じゃなくて見返りを求める愛を求めて生きてきた気がします。
でもジェーンみたいに何かに救われるのを待っているのではなく、自分の芯を作って、それを信じて進んで、その道の中で愛とか言葉をつけなくてもいい形のある実感を持てる関係性を作れるんじゃないかと思えるんです。
とにかくとっても胸が躍ってすっきりする本です。
是非読んでみてね。
ちなみに大好きな赤毛のアンもKindleで全巻100円以下で売っていたから買っちゃいましたが。
アンの、まっすぐとすべてを胸に強く抱きしめる愛の形も大好きだし、アンだってそれでも究極の選択を求められた時には辛い選択もしたんだもんな。
フィクションであっても、二人ともすごい尊敬する女性です。
ではでは!
りさ
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