2016年06月23日

ダニエルへの手紙


どうしても眠れないので(笑)知る人ぞ知る!(私は最近になって知ったけど笑)アングラミュージシャンとアーティストの、躁うつ病者ダニエルジョンストンに手紙を書きました。「ダニエルは手紙にぜっったい返事をしないので有名」とサイトでは念を押していますが、ダニエルはどこかに所属していると言うわけでなく、実家であるおうちの近くのPOボックスに投函されるので、必ず読んではくれるそうです。
ダニエルの歌を日本語に訳したのも添えておきました。読んでくれたとして、日本にいる躁うつ病者のことが、ダニエルの頭の片隅にでもいいから、残ってくれるといいなー。音楽と絵ももちろんだけど、みんなも「悪魔とダニエルジョンストン」って彼の人生を綴ったドキュメンタリーを是非観てねー!

今から郵便局行って来ます。海外への手紙・・・ちゃんと届くかなー(どきどき)

英語から訳したからなんかぎこちない感じだけど笑、こんな手紙です:

ダニエルへ

私はりさと言います。東京に住んでいます。
私もダニエルと同じく躁うつ病です。躁うつ病の自助会のスタッフでもあります。

あなたの存在そのものが、すごい真実を語るようで、それは同病者である以上に、毎日のすべてをただ生きている一人の人として感じることです。だって、この病は私たちの生活すべてを覆い尽くすけど、不思議とそれは私たちの根源的なあり方に矛盾をもたらすものではないからです。

私が16歳の時に、最初のうつ期を経験して、うつという病気も知らなかったけど、頭がおかしくなったことは自覚していて、その疎外された狂気から抜け出すには死しかないと確信したくらいです。でも、男の子が、「りさ、愛しているよ!」と言ってくれただけで、初めての躁換をしてうつから解放されたんです。

だから、本当に愛が私を死ぬことから救ってくれたと確信したし、当事は(そして今も)ビートルズを崇拝していたので、私は心から「愛こそはすべて」と信じるようになりました。

それからは、誰しもが抱えている深く根源的な孤独に目が行くようになりました。それは、愛によってのみ解消されるからこそ、人は生と死に立ち向かう最低限のものとして愛を必要としているという意味においてでした。

あなたの歌は、この人間の本質をついたものがにじみ出て、心が痛むほどです。そして皆がそれと向き合わずに心を鈍化させていると、私と同病仲間は、それほど心を鈍化できない病であるのもあって(リーマスなどの薬物があって緩和されるものはあるけど、それでも圧倒されてしまうことがあって!)闘病する上でとても孤独感を覚えたりします。

私は同病仲間と、死と背中わせのものとしての闘病について話すこともあります。その感覚は、比喩的にも、もっと追い詰められるとリテラルにも「死神」と呼んだりします。それが私たちを夜の暗闇のように覆いつくしたり、心が折れた時にはとくに、自分の意思を超えて吸い寄せられたりすることもあると話します。あなたと悪魔との関係は、私たちのコントロールを超えてとりつくおばけのような症状との付き合いを思い起こさせ、恐れと共に共感を覚えます。

先生がそれをどんな症状と呼んだとしても、ほんとに掘り下げてみれば、そうゆう感覚は普遍的なもので、(お医者さんだって覚えるもので)でも誰しもが自分の中の未知な怖さと向き合うことが怖く回避しているということだけなのかもしれません。

でもあなたは向き合った!私はそれを心から敬服します。自分たちをひどい孤独にまで追いやる怖いものと向き合うことと、それから救ってくれる愛を覚えることは二つに一つだけど、誰しも(良くも悪くも)鈍らせた感情を呼び起こしてそれに気づく機会がないのかもしれない。あるいはあったとしても、怖くてできないのかもしれません。それはそれで本人がかまわないのであればいいのだけど、だけどもう、私たちはその分さらに孤立化して病とのバトルが過酷になるんだから!

本当に、本当に、感謝しています。つらいことも私の想像以上だと思うのに、その偽りのないありのままのあなたとして存在してくれて、それをアートと歌で表現してそれを切望している人たちが多い世の中に形にして出してくれて。

だからあなたの歌とアートは私にとっては、人が人足りえるために必ずバトらなきゃいけないことを凝縮した貴重なクリスタルたちみたいです。(当の私は、それらにストレートに向き合えないことが多い偽善的な人間ですが)立ち向かう恐れ、その中での孤独、愛を展望し続けること、それらクリスタルは私たちをほんとに活き活きと生きる存在として生かしてくれるものたちだと思います。

だから改めてありがとうございます。日本にいるみんな、そして私は日本の躁うつ病者のコミュニティの一員でもあるので、(ちなみに彼らの存在が今の私をほんとに支えているものです)日本にいるすべての躁うつ病者があなたとあなたの作品を知る機会を持てたらこれほど嬉しいことはありません。それに触れた人たちが、自分たちにこれでもかというほど強烈に近い存在が、同時にここまでもパワフルに美しいんだという事実に希望を覚えることに疑いを持ちません。

りさより


Dear Daniel,

My name is Lisa, and I live in Tokyo, Japan.

I am bipolar myself. I am also part of organizing a bipolar self-help group.

I find so much truth in your presence, not only as a fellow bipolar person, but as a person simply living in the presence of the everything, everyday, because this illness envelops us entirely and strangely without contradictions to our most primitive nature.

When I was 16, I had my first depressive phase, and I knew nothing of the illness, but I knew I had turned crazy, and that isolated madness convinced me the only way out was to die. But I sprung out of it like that, and my first manic phase came because a boy exclaimed to me "I love you, Lisa!".

I was convinced love had literally saved me from dieing, and, since I did and still do worship the Beatles, my religion became, "All you need is love!"

And since then I took to heart this deep and inherent loneliness everyone must carry- that, since it could only be overturned by love, everyone needs love to live and fight death at its very least.

Your song exudes this most inherent truth about ourselves that it makes me quinge almost. And because
everyone numbs themselves in the face of it so, that it makes me and my bipolar friends, who are not so good at numbing themselves (without the help of lithium and such, and even then it is all just too powerful!) feel so alone in our battles.

My bipolar friends and I talk about our fight with life and death, and sometimes metaphorically, in harder times literally, we call this the Shini-gami死神, which in Japanese means, the God of Death. We talk about how it overpowers us like night's darkness or sucks us away against our will when we are too weak. It frightfully but with empathy reminds me of your relationship with the Devil or any other ghostly thing that overpowers us beyond our control.

The doctors can call it any symptom they want, but I think in truth it is something universal to anyone, even the doctors, but nobody simply wants to face what is scary.

You did! and I respect your bravery so. I think facing the scary things that isolates us and remembering the love that can save us comes  two in one, but nobody has the oppurtunity (for-better-or-for-worse) to un-numb themselves long enough to realize. Or maybe they do, but are just too cowardly. And that is okay for them if it is, but oh, darn, it isolates us more and makes our battles SO MUCH HARDER.

I thank you so, thank you so, for existing as you are, painful it must be too sometimes! with such raw realism, and expressing them as art and song to be made more tangible and accessbile at such needful times.

So your songs and art to me are like rare crystals condensing all those inevitablebattles that I hypocritally cannot face straight up most times - the fear, the loneliness, and the faith in love, all that is what really keeps us going as really living things.

So thank you, again. I hope that everyone, and, since I am part of the Japanese bipolar commuinty(their presence, by the way, is really what has kept me going), all Japanese bipolar people can know you and your work. I have no doubts they will be gifted with hope from a existence so powerfuly close to them and yet so utterly beautiful.

Lisa

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posted by 徒然 at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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