こんにちは。
年始は「素晴らしき哉、人生!」(It's a Wonderful Life)という映画を見ました。
クリスマス映画なのですが、ラストシーンが感動的でいつもうるっとしてしまいます(何度も見ています)
ざっくりしたあらすじを言うと、(できるだけエンディングに直結する部分は省いていますが、ネタバレ注意)
世界を旅するのが夢の青年が、事故による耳の障害を契機に生まれ故郷の小さい町から出れないまま大人になるところから始まります。
幸せな家庭を築くのですが何度も夢が打ち砕かれること、仕事がとんでもないことになってしまうことなど、色んな困難を経て自分の人生に失望して身投げをしそうになります。
1946年の映画で設定は戦後すぐの1945年クリスマスなので、まだ自殺は犯罪、と映画では言っています。
なので彼は思い直して「だったら私が生まれてこなかったらいいのに」と言います。
そうすると、ずっと彼を見守ってきた守護神(guardian angel)の魔法によって自分が生まれてこなかった人生を見ることになります。
エンディングは是非見て欲しいのでここであらすじはストップしますが、この世に生まれてきた一人一人の人生が自分にとっていかに本人がいか些細に思えても、自分の存在価値を感じられないときも、色んな人に影響力を与えていること、貴重な命であることについて本当に考えさせる映画です。
私は特にこの病気によって自分の存在を否定しがちなので、この平凡(かつ障害を抱えた)主人公と自分を重ねると本当に希望をもらえます。
もうお正月ではありますが、ホリデーシーズンにはぴったりの映画です。是非見てみてね。
りさ